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医療機器洗浄アドバイザー コラム第一弾
2021年04月06日中四国エリア担当の川端です。
弊社は洗剤採用のお客様へのアフターフォローとして洗浄評価を
行っているので私も毎月様々な施設で洗浄評価をしています。
そこでのあるある事例をひとつ。
まず弊社のオールサポートシステム(洗浄評価)ですが
①洗浄インジケータ(洗浄ラック各段)
②使用済み器材の洗浄後の残留タンパク質拭き取りチェッカー(各段)
③洗剤投入量の計測
④洗剤のすすぎ性の確認の4点を中心に行っています。
あるある事例というのは③の洗剤の計測の話です。
NCC Column LIST
4か月ぶりに洗浄評価を行ったら洗剤の投入量が前回より大幅に減っている、ということがよくあります。
もちろん誰も洗浄機の設定をいじったりはしていません。
原因は様々ですが洗剤ポンプの劣化、洗剤を送り出すチューブの劣化などが考えられます。
また洗剤のチューブがねじられて洗剤が通らなくなってたり、洗剤がなくなった時にお知らせをする
センサーが故障してたりして洗剤が全く出ていないっ!なんてこともたまにあったりします。
これらのトラブルを回避するには、
①毎日(または毎回)洗浄インジケータを使用する
②洗剤ボトルにマジックなどでラインを引くなどの方法があります。
ただこれらの方法では洗剤が入っているかどうかはわかりますが正確な量までは分かりませんので定期的にシリンダーを使ってきっちり計測することが重要だと思います。