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2024年11月07日
中央材料室の区域区分に関して

2024年10月31日
医療機器洗浄アドバイザーコラム 第43弾

2024年10月03日
立ち仕事の身体への負担と負担軽減の工夫

2024年09月24日
医療機器洗浄アドバイザーコラム 第42弾

2024年09月09日
医療器具洗浄のヨーロッパ情報と洗浄評価実施のタイミングと種類

2024年08月22日
医療機器洗浄アドバイザーコラム 第41弾

2024年08月05日
洗浄装置への積載前一次洗浄処理方法と種類

2024年07月22日
医療機器洗浄アドバイザーコラム 第40弾

2024年07月02日
中央材料室で使うシステムシンクと家庭用システムシンクとの違いについて⁉

2024年06月14日
医療機器洗浄アドバイザーコラム 第39弾

2024年06月10日
ウォッシャーディスインフェクターと超音波洗浄の洗浄スタイルと特長

2024年05月10日
医療機器洗浄アドバイザーコラム 第38弾

2024年05月09日
医療機器”洗浄スポンジ”や”洗浄ブラシ”の交換時期判断基準

2024年04月30日
医療機器洗浄アドバイザーコラム 第37弾

2024年04月12日
なぜ?家庭用食器洗浄剤を使用してはダメなのか?

2024年04月11日
医療機器洗浄アドバイザーコラム 第36弾

2024年03月01日
純水装置(RO製造措置)の注意点や管理ポイント

2024年02月17日
医療機器洗浄アドバイザーコラム 第35弾

2024年02月10日
病院が行っている一般排水と感染性排水の処理方法

2024年01月29日
医療機器洗浄アドバイザーコラム 第34弾

立ち仕事の身体への負担と負担軽減の工夫

2024年10月03日

10月になってようやく朝晩は少し肌寒く感じるようになってきたこの頃、今年の夏は酷暑と言われ寝苦しい日々を皆さん過ごされたかと思いますが、その頃に比べて過ごしやすくなってきた時期ですが、実は季節の変わり目は、心身にストレスやダメージを与えやすくなるとも言われています。ちょうど『10月10日』は『布団の日』です。夏の疲れを癒して、冬を乗り越えるためにもこの時期に眠りを考えてご自身を労わることが大切です。
睡眠は季節の変化に影響を受けやすいので、ちょっとした意識や工夫が安眠のコツになる様です。よく眠ることで次の日の業務も元気はつらつ行えるのですが、その中材業務にも心身に景況がでる業務が多くあります。今回は身体における影響と簡単に出来る改善策をお届けしたいと思います。

中材業務、特に洗浄業務における立ち仕事の影響は、腰や足に大きな負担をかけるため、業務効率を考慮しながら体への負担を軽減するための対策が重要です。

中材業務における立ち仕事の影響
中材業務は、手術器具の洗浄、準備、滅菌など、長時間立ち続けて行う作業が多いため、腰への負荷がかかりやすい環境です。 特に同じ姿勢を続けることや、重量物の運搬を頻繁に行うことが、腰痛の主な原因となります。
腰痛の改善策は:
作業台・システムの高さを購入時にはよく考え前屈姿勢にならない工夫をしましょう。また、腰を痛めやすい前かがみの作業を減らすために、手が届きやすい位置に洗浄器具を配置する工夫を行いましょう。立っているときは、背筋を伸ばし、均等に体重を配分するように意識し、サポート器具の活用を行い腰痛予防ベルトや腰をサポートする椅子、適切な分散ができる足クッションを導入し、腰への負担を軽減しましょう。

また、長時間の立ち仕事は、血流が変わって、むくみや足の疲労が生じやすくなります。 中材業務では器具の移動や準備のために歩くこともありますが、立ちっぱなしでの作業が続きますと、足に大きな負担がかかります。
足の疲労改善策は:
洗浄業務環境にクッション性のあるフットレストや、足裏の圧力を分散する疲労軽減マットを設置しましょう。これにより、足の疲労を軽減、むくみも軽減できます。また、靴の選択でクッション性が高く、足にフィットした靴を履くことが重要です。 特に、立ち仕事に適した靴は足のアーチをしっかりとサポートするものが理想だと言われています。もう一点、足のストレッチも効果的と言われており作業の合間に軽い足のストレッチや、ふくらはぎのマッサージを行うことで、血流を促進し、むくみを予防してくれます。

腰痛や足のむくみ以外で、中材業務関係者から聞く事は『疲れやすさ』かもしれません。
立ち仕事が多い中材の業務は、筋肉に負荷がかかりやすく、特に作業が精密かつ繰り返し行われるため、体力の消耗が起こります。と疲れが疲れやすいのではないかと推測します。
疲れやすさの改善策は:
定期的な休憩システムの導入が一番だと言われています。長時間の作業を避け、適度な休憩を取り入れることで筋肉の疲労を防ぎます。 たとえば、1~2時間ごとに5~10分間の休憩を挟むようなシフトを考えるや立椅子などの導入で立ち仕事と座り仕事を場面ごと体制の入れ替えが行へ体への負担を分散さす事が可能となり、筋肉疲労が軽減できます。また、ストレッチや軽い運動を行う事も疲れやすさ改善に繋がります。作業の合間に肩や首、腰を使わない簡単なストレッチや、軽い歩行を行うことで、筋肉の緊張をほぐしてくれます。一度ストレッチを行って見て下さい。

ただ、デメリットがあれば実は、立ち仕事のメリットもあり、その活用法とは⁉
立ち仕事で多く言われているメリットは集中力の向上です。中材業務では、器具の準備や滅菌プロセスにおいて注意力が求められ、ミスを防ぐためにも集中力を維持することが大事になって来るので良いメリットだと思いませんか。もっと集中力を高めたい人は、作業中に姿勢を意識しつつ、定期的に体を動かすことで、集中力増す上持続します。また、立ち続ける作業に慣れてきたら、器具の準備など、動きのある作業を取り入れ、作業のバリエーションを増やすことでさらに集中力を最大限に引き出すことができます。

最後に中材業務における身体への負担軽減の改善策を3つにまとめさせて頂きますので、皆様もこの3項目のうちどれか1個でも実施して見てはいかがでしょうか。
1.姿勢の改善
正しい姿勢を維持することで、腰や足への負担を減らすことができます。 特に器具の準備や洗浄作業中に姿勢が崩れやすいので、作業台・システムシンクの高さや配置を工夫し、体が自然な姿勢で作業できるように環境を整えることが必要です。
2.正しい靴の選び方
立ち仕事を行う際、靴選びが重要です。 中材業務では長時間立ち続けるため、クッション性が高く、足にフィットする靴を選ぶことが足の負担を軽減するポイントとなります。
3.ストレッチと体のケア
中材業務では、長時間立って作業することが多いため、足や腰への負担を減らすために定期ストレッチが必要です。 特に、長時間の作業の合間に筋肉をほぐすことで、疲労を軽減できます。

オーダーメイドのシステムシンクなどを考えている方は、是非とも弊社営業担当者へご連絡を下さい。現場様毎に洗浄業務内容に合わせて作業負担の少ない高さや暴露防止策もオーダーメイドで制作する事が可能です。
作業者負担だけではなく作業効率も大きく変わって来ます。是非ご一報を下さい。

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